楽しく学べる食育！間違えやすい野菜を比べてみよう～前編～
料理によく使われるレタスとキャベツ。
丸くて緑色の葉野菜で、見た目がとっても似ているので、
レタスとキャベツの区別がつかないお子さんも多いようです。
「レタスとキャベツ」の他にも「小松菜とほうれん草」、「きゅうりとズッキーニ」など、
子どもにとって間違えやすい野菜は以外にたくさんあります。
そこで、今回は見た目が似ていて間違えやすい野菜について、
子どもでも簡単に見分けられるポイントをクイズにしてご紹介します。
親子で食材を手に取ってクイズを出し合いながら、触ったり味わったりすることで、
子どもたちは野菜に親しみを持ち、苦手な野菜を克服するきっかけになるかもしれませんね。
「レタスとキャベツ」を比べてみよう！
どちらも丸くて緑色で葉を食べる野菜ですが、分類上は全く別物。
レタスがキク科で、キャベツはアブラナ科の野菜です。
それでは、２つの野菜を観察しながらクイズに答えてみてください。
【クイズ】
１．重さが重たいのはどっちかな？ →答えはキャベツ
２．葉っぱが薄くてちぢれているのはどっちかな？ →答えはレタス
３．食べてみると軽い食感でサラダによく入っているのはどっちかな？ →答えはレタス
【見分けるポイント】
・持ってみると軽く、葉っぱは薄くてちぢれていて、生でも食べやすい軽い食感なのがレタスです。
・持ってみると重く、葉っぱは厚く詰まっていて、生で食べるとちょっと固いのがキャベツです。
「小松菜とほうれん草」を比べてみよう！
どちらも細長い緑色の葉っぱで、葉と茎を食べる緑黄色野菜です。
どちらもβカロテンや鉄分、カルシウムなどの栄養が豊富で、積極的に摂りたい野菜です。
【クイズ】
１．葉っぱがギザギザしているのはどっちかな？ →答えはほうれん草
２．茎が太いのはどっちかな？ →答えは小松菜
３．茎の根元がピンク色をしているのはどっちかな？ →答えはほうれん草
【見分けるポイント！】
・葉が丸くて、茎は太く根元が薄い緑色なのが小松菜です。
・葉はギザギザなものが多くて、茎は細く根元がピンク色なのがほうれん草です。
「きゅうりとズッキーニ」を比べてみよう！
どちらも細長く緑色で、見た目が似ているだけでなく、旬も同じ夏の時期。
しかし、きゅうりはウリ科きゅうり族、ズッキーニはウリ科かぼちゃ属で異なる分類の野菜です。
【クイズ】
１．表面にぶつぶつがあるのはどっちかな？ →答えはきゅうり
２．切った時の断面に種が見えるのはどっちかな →答えはきゅうり
３．ヘタを切って切り口をこすり合わせると、液体がでてくるのはどっちかな？ →答えはきゅうり
※こすり合わせて出てくるのはギ酸という成分を含む水分で、これによりアクが抜けると言われているよ。
【見分けるポイント！】
・細くて表面にぶつぶつがあって、中に種が入っているのがきゅうり。
・太くて表面がつるつるしていて、帽子のようなヘタをかぶっているのがズッキーニ。
最近は皮が黄色のものや丸い形のズッキーニもあるよ。
楽しく学べる食育！間違えやすい野菜を比べてみよう～前編～はここまで！
後編は３月２４日(金)更新予定です。お楽しみに♪
阿知和 りか