もうすぐ新学期。
入園、入学がスタートすると、遠足や運動会などの行事でお弁当を作る機会が増えると思います。
朝早くから子どもの身支度もあるのに、加えてお弁当の用意もしないといけないのは大変ですよね。
しかも、栄養バランスも考えてすべて手作りのおかずを作って、子どもが喜んでくれるようにかわいく仕上げてなんて考えるだけで気が重くなります。
そんな時に活躍するのが、冷凍料理です。
そこで今回は、子どものお弁当作りが始まる前に知っておきたい、お弁当に冷凍料理を活用するときの注意点やコツをお伝えします。
「自然解凍」or「加熱調理」の注意点
冷凍料理には「自然解凍OK」なものと「加熱調理が必要」なものがあります。
必ず表示を確認してから使いましょう。
もし、加熱調理が必要なものをお弁当にそのまま入れてしまうと、水分が出てしまったり傷んでしまうなど、味わいや品質面で悪影響があります。
自然解凍OKなものは、菌数を少なく抑えるために、厳しい衛生管理のもとで製造されているため、お弁当にそのまま入れることができます。
一方で、加熱調理が必要な冷凍料理をそのままお弁当に入れてしまうと、食中毒を引き起こす可能性があります。
「自然解凍OK」な冷凍料理はお弁当にそのまま入れて大丈夫ですが、「加熱調理が必要」な冷凍料理は、表示通りにきちんと温めた後、粗熱をとってからお弁当に入れるようにしましょう。
ただし、どちらの冷凍料理を使ったとしても、お弁当はできるだけ冷やして持ち運び保管して、早めに食べるようにしましょう。
栄養面での注意点
冷凍料理は濃い味つけや脂っこいものが多いです。
中でも子どもが好きな冷凍料理は、唐揚げやコロッケ、エビフライやフライドポテトなどの揚げ物が多いですよね。
子どもが好きだからといって、揚げ物ばかりをお弁当に入れてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
そこで、メインのおかずを冷凍料理にしたら、その他は薄味で油分の少ない煮物や蒸し野菜などを組み合わせてあげましょう。
また、ビタミンや食物繊維の多い野菜やきのこを意識して加えると良いでしょう。
デコレーションを楽しもう
冷凍料理を活用して短縮できた時間を利用して、ほんの少しだけデコレーションをすると、子どもの食欲をそそるかわいいお弁当になりますよ。
例えば、ハートや星型に型抜きした茹で野菜を添えたり、海苔をカットして顔のパーツを作りおにぎりに貼りつけたりするだけで、かわいいお弁当に仕上がります。
おにぎりを包んだラップの上に、油性ペンで子どもの好きなキャラクターやメッセージを書くのも簡単でおすすめです。
お弁当におすすめのLUCEの商品
LUCEの「ひじき入り 豆腐ハンバーグ」の上に星形のにんじんをのせ、「旨味野菜ドライカレー」でクマさんのお顔を作ってあげれば、子どもがお弁当箱を開けたときの笑顔が想像できますね。
ハンバーグの上に星形のにんじんを飾るとキュートな仕上がりに!
ご飯の上にドライカレーを丸くのせたら、半分にカットしたウズラの卵で耳を、チーズと海苔をカットして目と口を、グリーンピースで鼻を飾ったらキュートなクマさんの完成です。
新学期の子どものお弁当は、冷凍料理を活用してラクして楽しく作ってみませんか。
幼児食専門家
大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰している。学研の「こそだてまっぷ」で連載コラムも人気。