シェフと管理栄養士が手作りする、おいしい冷凍幼児食。忙しいママに余裕時間を♪

LUCE for kids

6,480円以上お買い上げで送料無料

あたま・こころ・からだ はぐくむ食事って?あたま・こころ・からだ はぐくむ食事って?

【子どものメンタルケア】子どものイライラを抑える食事法

うちの子は、怒ったり泣いたり、かんしゃくを起こすことが多いとお悩みの保護者の方はいますか?

怒りっぽいとか、かんしゃくを起こすとか、短気な性格などは、生まれつきの性格や生活習慣、家庭環境などが関係していますが、実は栄養の不足やバランスも関係していると言われています。

最近、子どもがイライラしていることが多いと感じたときは、食事を見直すことを試してみてはいかがでしょうか。

そこで今回は、子どものイライラや怒りを解消する効果的な食べ物をご紹介します。

イライラの原因と試してほしい食事

イライラの原因はさまざま考えられます。

お腹がすいてイライラしていることもあれば、栄養不足やホルモンバランスが崩れてイライラすることもあります。

イライラの原因として考えられる5つをそれぞれ解説します。

 

1.空腹によるイライラには、ブドウ糖

お腹がすいていると誰しもイライラしたり機嫌が悪くなったりしてしまいますよね。

激しい運動をした後や食事を抜いたときの空腹時は、体が低血糖になっている可能性があります。

すると、これ以上血糖値が下がらないように、交感神経を刺激するホルモンが過剰に分泌されるので、イライラや怒りっぽくなってしまうのです。

この状態を解消するには、ブドウ糖を摂取する必要があります。

お腹がすいている時の子どものイライラには、少量のラムネやスポーツドリンクを与えて、様子を見てあげましょう。

 

2.ビタミンB群不足によるイライラには、鰹節とバナナ

ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンといった種類があります。

ひとつだけでは効果を発揮しにくく、それぞれが助け合って働いて、私たちが生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素です。

中でもビタミンB6は「しあわせホルモン」と呼ばれている、セロトニンの合成に欠かせない栄養素です。

セロトニンはイライラを抑制する効果のあるホルモンなので、最近子どもがイライラしていると感じたときは、ビタミンB群を多く含む食品を食卓に出してみましょう。

ビタミンB群を多く含む食品には、赤身魚、ささみ、レバー、バナナなどがあります。

中でも私がおすすめなのが、子どもが食べやすく調理の必要もない、鰹節とバナナです。

鰹節はごはんや豆腐、納豆などにかけるだけで、毎日少しずつ摂取できます。

また子どもが好きなバナナは、補食として食べさせると良いでしょう。

 

3.ミネラル(鉄・亜鉛)不足によるイライラには、雑穀米

鉄や亜鉛が不足すると神経伝達物質がうまく分泌されず、不安やイライラ、気分の落ち込みなどの精神症状を引き起こすことがあります。

鉄と亜鉛はどちらも子どもが不足しがちな栄養素で、特に偏食の子どもに鉄や亜鉛不足が多い傾向があります。

鉄と亜鉛の両方を含む食品は、魚介類、牛肉、卵、小豆などがありますが、中でも私がおすすめなのは雑穀です。

ふだんのお米に雑穀を混ぜるだけで、ミネラルを補給することができるので、毎日無理なく続けられますよ。

 

4.砂糖のとりすぎによるイライラには、甘くないお菓子

砂糖は吸収が早く、血糖値が短時間で急上昇し、その後急降下します。

この血糖値の乱高下がイライラを引き起こします。

子どもは甘いものが好きですが、子どもが要求するままに与えていると、イライラの症状だけでなく、糖分の摂りすぎによる肥満の原因になってしまうので、親がしっかり管理する必要があります。

とは言え、子どもが楽しみにしているおやつの時間を奪ってしまうのはかわいそうなので、甘いおやつやジュース、菓子パンではなく、ヨーグルトや寒天ゼリー、いちごやアーモンドフィッシュ、大豆バーなどの糖分の少ないおやつに変えてみましょう。

血糖値が安定すれば、心も安定することが期待できます。

 

5.孤食によるイライラには、みんなでごはん

文部科学省がまとめた「子どもの生活の現状」によると、食事をひとりで食べる子どもほど、イライラする頻度が高いという調査結果があります。

また、食事をひとりで食べる子どもほど、食欲がなく、体のだるさや疲れを感じやすいという結果になっています。

食事の内容はもちろん大事ですが、食事の環境も大切であることが分かりますね。

子どもの習い事や仕事の都合でなかなか子どもと一緒に食べられないという方は、朝食は必ず家族全員で食べるとか、休日は家族でキャンプやピクニックを楽しむなどしてあげると、子どものメンタルケアにつながります。

 

このように、子どものイライラの原因を見極めて、それぞれに合った食事法を試してみましょう。

LUCEのメニューを活用して家族みんなが笑顔に!

 

今回ご紹介したイライラを解消する食事法は、子どもだけでなく大人にも当てはまる方法です。

ただし、子育てと仕事の両方をがんばるママやパパの場合、何よりも忙しさがイライラの大きな原因になっているのではないでしょうか。

そんな時は、LUCEのメニューを活用することで時間を確保し、家族でゆっくり食卓を囲んで会話を楽しんでみましょうね。

 

参考資料

・文部科学省「子どもの生活の現状」:https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/08060902/002.pdf

 

執筆者紹介
幼児食専門家
阿知和 りか
大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰している。

 

ページトップへ