健康にとても優れた食材として近年注目を集めている
発酵食品。
発酵食品には、腸内環境を整えて免疫力をアップ
させるという効果があり、子どもの頃から積極的に
摂取した方がよいといわれています。
そこで今回は、幼児期から発酵食品を
積極的に摂りたい理由についてお伝えします。
発酵食品とは
発酵食品とは、カビ、酵母菌、細菌などの微生物に
よって食品中の炭水化物やたんぱく質などが分解
されて別の食品に変化したもののこと。
代表的な発酵食品としては、味噌、しょうゆ、酢、
みりん、漬物、塩こうじ、納豆、甘酒、チーズ、
ヨーグルト、キムチなどがあります。
ちなみに、腐敗も微生物の働きによって食品中の
栄養素が分解されて別のものを生成するという
メカニズムは発酵と同じですが、人間にとって
食べられる有益なものに変化したものを「発酵」と
呼び、食べられない有害なものを「腐敗」と呼びます。
幼児におすすめの理由①「免疫力アップ」
子どもは保育園や幼稚園で風邪や感染症などの
病気をもらってきてしまうことが多いですよね。
外から入ってくるウイルスや細菌から大切な子どもの
体を守るために欠かせない機能が免疫力。
その免疫力を上げるのに大切なのが腸の健康を
保つことです。
人の腸内細菌は、大きく分けて「善玉菌」と
「悪玉菌」が存在します。
不規則な生活やストレスが多くなると腸内は
悪玉菌が増え、逆に健康的な腸内では善玉菌が
優勢になります。
善玉菌は外から入ってくる病原体の侵入を防ぐ
免疫細胞を活性化させる働きがあるため、
免疫力を高めて病気を予防する効果が期待できます。
そんな善玉菌を増やすために大切なのが、
乳酸菌やビフィズス菌、麹菌などの善玉菌が
含まれている発酵食品を摂取することです。
ただし、これらの菌は腸に住み続けることは
できないため、なるべく毎日発酵食品を
摂取することをおすすめします。
幼児期から免疫力を上げる発酵食品を積極的に
とって、病気にかかりにくい丈夫な体を作りましょう。
幼児におすすめの理由②「第二の脳」
発酵食品を食べることで腸内環境が整い免疫力が
アップするとお伝えしましたが、腸は「第二の脳」
とも呼ばれているほど、体の中で重要な役割を果たします。
その理由は、私たちの体の器官のほとんどは脳の
指令によって働きますが、腸は脳からの指令が
なくても自らの判断で働く力を持っているからです。
心臓でさえ脳の指令なしには動けないのに、
腸は独自に判断できるのだからすごいですよね。
また、人がリラックスや安心感といった幸せを
感じる時には脳の中でセロトニンという
神経伝達物質が出ているのですが、この
セロトニンはなんと腸で作られているというのです。
子ども達が幸せを感じる大切な物質が腸で
作られていて、健康な腸を作るために大切
なのが発酵食品というわけです。
幼児におすすめの理由③「慣れ親しむ」
子どもの味覚形成は幼児期の食事が大切です。
小さいころから発酵食品の味に親しむことで、
その味を体が記憶し大きくなってからも発酵食品の
味を欲するようになります。
納豆や甘酒、味噌やチーズなどの発酵食品は特有の
においや味わいがありますが、小さいころから
食べることによって、親しみのある懐かしい味
だと記憶されるのです。
発酵食品に親しんだ子どもたちが大人になっても
発酵食品を食べ続けることによって、健康的な
体を維持するだけでなく、自身が親になった
ときに孫の代まで発酵食品が受け継がれるよい
リレーとなることでしょう。
病気にかかりにくい丈夫で健康な心と体を育む
ためにも、幼児期から積極的に発酵食品を
取り入れましょう。
発酵食品を使ったLUCEのおすすめ商品
幼児期から積極的に摂りたい発酵食品を使った
LUCEのおすすめメニューをご紹介します。
・具だくさん豚汁 \216(税込)
https://luce-kids.com/products/detail/18
発酵食品の味噌を使用した野菜たっぷりの
食べる味噌汁です。
1日1杯毎日とり続けることをおすすめします。
・田楽みそを使った麻婆豆腐
¥302(税込)
https://luce-kids.com/products/detail/17
発酵食品の田楽味噌を使った少し甘めで辛くない、
子どもが大好きな味わいの麻婆豆腐です。
ごはんにのせて麻婆丼にするのもおすすめ。
参考文献
藤田紘一郎:こころとからだの免疫学