子どもの体調不良のときにおすすめの食べ物とは?症状別にご紹介
前回のコラムでは、「風邪は食事で予防する!風邪やインフルエンザに負けない食事とは!?」
というテーマで予防についてのお話をしました。
まだ読んでいない方は、こちらをご覧いただき、
毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
とは言え、栄養のある食事でしっかり予防ができていても、
睡眠不足やストレス、
保菌者との濃厚接触などの理由で、
子どもが病気になってしまうこともあります。
子どもが体調を崩して苦しんでいるときに親がしてあげられることは、
病気が早く快復するための食事を用意してあげることです。
そこで今回は、子どもの症状別におすすめの食べ物をご紹介します。
「熱が出た」ときにおすすめの食べ物
おすすめ食材:ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、おかゆ、湯豆腐、具無し茶碗蒸し等
NG食材:スナック菓子、炭酸飲料等
発熱時は非常に汗をかくので、
白湯や麦茶などで十分な水分補給をしてあげましょう。
また、発熱時は食欲が落ちてしまいますが、
ヨーグルトやプリン、おかゆや具無し茶碗蒸しなどの半固形状の、
のど越しの良いものが食べやすいです。
熱が下がってきたら徐々に元の食事に戻していきましょう。
「咳が出た」ときにおすすめの食べ物
おすすめ食材:はちみつ、飴、大根、あんず、おかゆ、うどん、豆腐、りんご等
NG食材:炭酸飲料、牛乳、柑橘系ジュース、辛い食べ物等
(※1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください。)
のどが乾燥していていると咳が出やすくなるため、
白湯や麦茶をこまめに飲んだり、はちみつや飴をなめたりして、のどを潤しましょう。
牛乳やオレンジジュースは飲んでも良さそうなイメージですが、
咳を誘発するため咳が出ているときはNGです。
また、大根やあんずは、のどや咳の症状に効く食材です。
大根おろしの味噌汁やあんずジャムのジュースにすると、喉に負担なく食べられますよ。
「吐いた」ときにおすすめの食べ物
おすすめ食材:経口補水液、薄めた味噌汁、おかゆ、うどん、豆腐、りんご等
NG食材:牛乳、乳製品、柑橘系ジュース、脂っこいもの等
吐き気が強い時は食事がのどを通らないと思いますが、脱水には気を付けて下さい。
吐き気が落ち着いたタイミングで経口補水液や
薄めた味噌汁を少しずつ複数回に分けて飲ませましょう。
乳製品や酸味のあるジュースは、かえって吐き気を誘発することがあるため避け、
吐き気が治まってから、おかゆやうどん、豆腐やりんごなどの消化の良いものを食べさせましょう。
「下痢をした」ときにおすすめの食べ物
おすすめ食材:経口補水液、薄めた味噌汁、おかゆ、うどん、豆腐、りんご等
NG食材:いも類、きのこ、海藻、ごぼう、バナナ、みかん、牛乳、ヨーグルト等
子どもの下痢が続く場合、大人よりも簡単に脱水状態になってしまうため、水分補給が大切です。
経口補水液や薄めた味噌汁などの飲み物で水分とミネラルを補給してあげましょう。
下痢が治まってきたら、おかゆやうどん、
りんごなどの消化に良いものを食べさせます。
食物繊維が豊富な野菜や果物、海藻やきのこは消化が悪く、
腸管を刺激して下痢を助長するのでNGです。
「便秘」のときにおすすめの食べ物
おすすめ食材:大麦、オートミール、大豆、納豆、ごぼう、さつまいも、オクラ、りんご等
NG食材:スナック菓子、脂っこいもの等
便秘のときは食物繊維の多い食品を取り入れましょう。
繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は便を柔らかくし排泄を促す効果があり、
不溶性食物繊維は便量を増やす効果があり、
2つの食物繊維をバランスよく摂ることが望ましいです。
1つの食材で2つの食物繊維がバランスよく入っているのが、
大麦、オートミール、大豆、納豆、ごぼう、オクラ、アボカド、りんご等です。
子どものおやつにはライ麦パンサンドイッチやオートミールクッキーもおすすめです。
子どもの病気にそなえてLUCEを常備しよう!
子どもが病気でつらい時は、症状をきちんと把握して適切な食事を提供してあげましょう。
温めるだけで食べられるLUCEの商品を日ごろから常備しておけば、
いざ子どもが病気になって看病をしなくてはならないときに、
慌てずに子どもに温かい食事を用意してあげられますよ。
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阿知和 りか